OKX、トルコ市場向けにカスタマイズされたプラットフォームOKX.TRを立ち上げ
大手の暗号資産取引所であるOKXは、グローバル成長に向けた重要な一歩として、トルコ市場向けのプラットフォームであるOKX.TRを立ち上げました。この戦略的拡大は、トルコ国内で増大する暗号資産の需要に対応するもので、USDT/TRY、BTC/TRY、ETH/TRYなどトルコリラ建ての取引ペアを提供します。
「トルコは、高い暗号資産普及率と大きな取引量から、当社のグローバル展開戦略において重要な位置を占めています」と、OKXの社長であるホン・ファン氏は語っています。同氏はトルコの重要性を強調し、同国が経済的課題の中でも特に資産保全手段としてビットコインに自然な傾向があることに注目しました。
OKXのトルコ進出は今年初めには発表されており、同取引所の成長における重要なマイルストーンとなっています。同プラットフォームは、トルコユーザーの暗号資産へのアクセスを向上させ、トルコリラ建てでビットコイン、イーサリアム、USDTといった主要な暗号資産へのゲートウェイを提供することを目指しています。
この動きは、トルコの経済的困難と高いインフレ率を背景に、暗号資産がトルコ国民にとって安全な避難先としてますます重要になっている時期に行われています。トルコ政府が暗号資産に対して比較的オープンな姿勢を示し、アクバンクやガランティBBVAなどの大手トルコ銀行が暗号資産を採用するための積極的な動きを見せていることは、同国の金融環境においてデジタル通貨の受け入れと統合が進んでいることを意味します。
トルコが暗号資産規制の枠組みを整備する中、OKXがOKX.TRをローンチしたことは、トルコユーザーにとって暗号資産をよりアクセスしやすく実用的なものにするための重要な一歩であり、同取引所がグローバルでの暗号資産普及を促進するという決意をさらに強固にするものです。
