ARK InvestがCoinbase株を売却、アナリストの楽観論とは対照的
キャシー・ウッド率いるARK Investは、意外にもCoinbase Global(COIN)の株式499,149株を売却し、総額約9,000万ドルを手放しました。この決定は、Coinbaseの第4四半期の好調な業績発表の直後に行われ、ウォール街の予想を上回るだけでなく、金融アナリストによる楽観的なアップグレードの波を引き起こしました。
Coinbaseの強力な支持者であるにもかかわらず、ARK InvestはARK Innovation ETF (ARKK)から397,924株、ARK Next Generation Internet ETF (ARKW)から45,433株、ARK Fintech Innovation ETF (ARKF)から55,792株を売却するなど、複数のファンドで保有株を大幅に削減しました。
これらの売却のニュースは、Coinbaseの株価が堅調な四半期レポートに支えられて約27%上昇し、180.31ドルに達したときに伝えられました。KBW、Wedbush、Canaccord Genuity、JMP Securitiesなどの企業がCoinbaseの目標株価を引き上げたため、金融界は興奮に包まれ、暗号資産取引所の将来に対する強気の見通しが示されました。
しかし、すべてのフィードバックが好意的だったわけではありません。JPMorganは、ビットコインETFがCoinbaseの運営に与える影響に関する透明性の低さについて懸念を表明しました。同様に、みずほも懐疑的な姿勢を維持し、目標株価60ドルでアンダーパフォームの格付けを維持しています。
並行して、ARK Investは取引プラットフォームRobinhood(HOOD)の株式も672万ドル相当売却しており、投資戦略に大きな変化が見られます。